森林・林業セミナー3日目。

本日は特用林産概論。何それ?
内容は、山菜やキノコの講習でした。
長野県の生産林業所得は、504億9千万円で、487億7千万円の北海道より多く、何と全国1位です。
しかし木材生産量は北海道の10分の1以下で、多くは山菜、とりわけキノコの生産量だそうです。
長野県の豊富な木材を何とかして利用しよう!
県では、積極的にこの問題に取り組んでいます。
皆さん、なんかアイデアはございませんか?

さて、今日の課外授業は、サルナシとモミジガサの挿し木による育苗と、行者ニンニクの株分け。

↓行者ニンニクの株分け中

なお、書き忘れましたが、昨日森の作業道のことで、ずっと疑問だったことを質問することができました。
ちょっと林業に興味ない人には、もうまったく意味のない会話ですが、もし興味のある方はお読みください。

Q村浜:長野県に四万十式作業道の導入は可能ですか?
A林業センター:センターから四国に職員を送り、実際に四万十式の見学をし、長野でも試してみた。
 結果、土質がちがうので難しい。すぐに礫層が出る高知と違い、長野はロームが4Mほど堆積しており、
 転圧やぬかるみなど、条件が全く違う。しかし、いくつかのエッセンスを取り入れるのは可能なので研究中。

ということで、ちょっと残念な回答となりました。

山菜に関しては私は全く素人ですが、山菜を学びたくて来た人は熱心に色々質問していました。
ちなみに今日の質疑応答の中で、印象に残ったこと。
タラの木を切るときは良く研いだ鋸で斜めに切る。
これは斜め切りすると、雨で病原菌が流されやすいからだそうです。

残るは27日!