トレーラーハウスに、YKKのサンルーム(商品としては「テラス囲い」と言います)と東濃ヒノキのデッキ、YKKのテラスを設置しました。
「トレーラーハウスの外空間を快適にしたい」というご依頼があり、エクステリア工事をしました。
現場を訪れると、国産の非常に作りのしっかりしたトレーラーハウスでした。長野県の会社だとか。
トレーラーハウスはパッケージ住宅として大変効率的にできており、設置した初日から住めるので非常に便利です。
内装写真はここではないですが、まとまりがよく、意外と広いのも特徴。
ただ道路を運んで来ないといけないという性質上、形は細長く、またエクステリア空間というものが一切ありません。
実は私は30年以上前にトレーラーハウスに住んでいたことがあり、外空間があると一気に暮らしやすくなった経験がありました。
30年前、トレーラーハウスに作ったテラス。
当時はこんな感じが流行っていました。今見ると、なんとも・・・ですが。
現在に戻り、まずはサンルームの設置です。
トレーラーハウスはジャッキで設置しており、凍結深度分も掘っているかどうかわからないため、凍結で建物が上下する可能性があります。
その場合、サンルームのドアが開かなくなったり、建付けが悪くなることになるので、トレーラーハウスの浮き沈みに連動するよう、シャーソに角材を入れ、そこにサンルームデッキの軒漬けを固定しました。
トレーラーハウスの外壁がサイディングのため、三角の隙間ができます。
ここから虫が入るので、コーキングで埋めます。
両サイドは普通の引き違いテラスドア、前面は広がるドッグランを存分に眺められるよう、全開口の折戸になっています。
金額はかなり増額になるのですが、引戸でも半分は開くので間口が広ければ十分開放的です。
全部開けると、なんという解放感!(画角がちょっと悪いですが・・・)
横スライドタイプの網戸もあります。ちなみに床は今回樹脂デッキですが、ウッドデッキでもできます。
サンルームから見たデッキ+テラス。
デッキは東濃ヒノキなので無塗装。
もちろん塗装することも可能です。
今回はワンちゃんを大事にされるオーナー様なので、防腐塗料を一切使わないことになりました。
それでもヒノキ+テラスという組み合わせで、防腐注入のツーバイ材より、ずっと長持ちします。
サンルームとデッキテラスの組み合わせは、予算的にも、過ごし方のバリエーションとしても面白い組み合わせです。