ここは長野県南牧村野辺山のアルプスハイランド野辺山。
本州では最も寒いエリアのひとつで、冬は―25度になることもよくあります。
南牧村には海の口自然郷という別荘地があり、そこは高いところでは標高が1800メートルもあります。
これは富士山の5合目付近、関西でいうと、六甲山の倍近い高さになります。
そこまでいくと冬はー30度にもなるのですが、夏はパラダイスです。
さて、野辺山ハイランドも標高は1400メートルほどあるため、
基礎も水道も、 凍結を避けるため、1メートルを超える深さに掘っています。
寒冷地では冬になると氷点下になるため、地中の水が凍って膨張します。
水が膨張する力は強く、建物を持ち上げるほどの力があるため、
地中熱によって凍結しない深さまで、地面を掘る必要があります。
避暑地などで寒冷地に別荘を建てる場合、
・凍結深度対策の費用
・高性能な断熱費用
・高断熱の窓、ドア
・暖房のための薪代や燃料代
・凍結防止帯の電気代
といった経費が掛かることを念頭におかないといけません。
ただし、完全に夏別荘の場合、安く建ててオフシーズンは完璧に水抜きすれば、
冬季に凍結防止帯を切ることも可能です。