ウッドデッキの新設
ウッドデッキの新設 八ヶ岳材工の坪単価 = 約15万円~
ステージ部分のみ、手すり、階段なしの価格です。キシラデコール塗装あり。高さや形、敷地状況で変わります。別途消費税がつきます。
ウッドデッキにも色々な作り方がありますが、一番よくある作り方だと、以下の5つのパーツで構成されます。
1. 基礎 --- 寒冷地の八ヶ岳では凍結深度に合わせて深い穴を掘り、コンクリや砕石などを充填した上に、独立基礎や沓石を設置します。
概ね1.8m間隔ぐらいに基礎を設置しますので、たとえば2間×1間のウッドデッキだと3.6m×1.8mのデッキになります。
そうすると基礎は3列かける2列で6か所になります。
また建物に接するデッキで建物に固定しても支障がない場合は、家側1列の基礎を省略することが可能です。
代わりに建物に受け木を打って、そこにデッキを固定します。節約にはなりますが、地震の際は家に負荷がかかります。
2. 柱 --- 各基礎の上に柱を立てます。低いデッキだと省略できることもあります。
逆に高いデッキだと、筋交いや根がらみといった、追加資材が必要な場合もあります。
3.大引き---デッキを何本かの柱の上に横たわる家の梁のような役割で、90角以上の丈夫な材を使うことが多いです。
4.床根太 --- 大引きの上に乗り、床材を乗せる部材で、ツーバイ材などを縦に使います。
5.床材(デッキ材) ---皆様の目につき、また床板として踏むことになる板です。
安価なのは防腐のツーバイ材ですが、最近はセランガンバツやウリン、イタウバなどの高級材も人気で、価格が高い分、耐久性には優れます。
古くなったウッドデッキの補修
既存のデッキの全部、または一部を新品に交換します。
基本的には最初に腐るのは床板、というより気づくのが床板です。
地下の湿気があがってきたり、構造的に水はけが悪いデッキだと、床板より先にその下の床根太が腐ったりします。
基本的には全部壊してやり直すのがいいのですが、やはり予算というものがありますので、残せるものは残すというパターンもあります。
このデッキは天板がかなり腐朽して踏み抜けそうになり、かなり危ない状態でした。
床板を剥がしたところ、床根太はギリギリ使えそうです。
ですが先ほど書いたように、基本的には全部交換が望ましいです。
特に床板だけを交換した場合、次回床根太だけ交換といっても、また床板を剥がさないといけないので、無駄が多いです。
ただ、例えば高齢でそろそろ別荘に通うのも大変になってきたので、あと10年持ってくれたらいいといった場合は、床根太を残す場合もあります。
本現場では、床根太も交換になりました。
大引きは材径が大きいこともあって、値段も高いし、まだ芯まで普及していませんでした。
この機会に再塗装して使うことにします。
床根太を敷き、デッキを張りました。
防腐注入材を施工前に4面キシラデコールを塗って張ります。
デッキを張ったあと、最終的に仕上げ塗りをします。
既存デッキの解体と新設
この現場では、前のデッキがかなり傷んでいたため、全解体、ほぼ新設となりましたが、基礎の一列はそのまま使いました。
建物側は建物に固定しており、前列まで3m以上も飛んでいたため、中間に基礎を1列追加しました。
基礎を省略するため基礎を減らす現場を見かけますが、あとあと余計にお金が掛かります。
またこのデッキのように高さがあり、段数の多い階段がつく場合は、階段は結構お金が掛かります。
解体したデッキですが、弊社が処分する場合は1キロあたり30円の処分代と運送費が掛かります。
焼却炉などをお持ちなら、お客様自身で燃やすことも可能です。別荘地によっては焼却がダメな別荘地も結構ありますので、ご注意ください。
既存デッキの増築
既存のウッドデッキを増築する工事もたまにあります。
多いのは、中古で買って前のオーナーは物干し程度に使っていたけれど、ガーデンリビングにしたいという場合です。
傷みが激しい場合は総替えしたほうがいいですが、使えそうなら増築も可能です。
写真のデッキは奥行きが狭く、物干し程度にしか使えませんでした。
基礎を一列追加。
ガーデンテーブルの置けるリビングデッキに生まれ変わりました。
既存デッキと同じ感じの手摺りフェンスをつけました。
このデザインのフェンスは割と安くできます。